公演を構成する人員について(役者・スタッフ)
- 2018.09.24
- コラム
公演を行うためには、様々な人の力が必要となります。ここでは、演劇に関わる人について、一般的な名称と仕事の内容を説明しておきます。なお、公演の規模にもよりますが、全ての人員を集める必要はありません。発足当初は劇団員で様々な仕事を掛け持ちする場合が多くなります。
代表、主催者
劇団の発起人。劇団、公演全てにおける責任者。
脚本家
脚本を書き、上演台本を作る人。台詞の責任者。
演出家
舞台公演の演出を行う人。役者や舞台美術、音響や照明など、舞台上でお客様に見えるもの全ての責任者。
制作、プロデューサー
劇団を運営する人。お金や宣伝、人員などを管理し公演を実現させる人で、マネジメントのスキルが必要となります。公演当日は、主に受付周りを担当しながら、客席と舞台の外の責任を負います。また、受付や場内整理のみを行うスタッフも「制作」と呼ばれますが、分かりやすく「当日制作」と呼ぶ場合もあります。
舞台監督
舞台の仕込みからバラシ、撤収まで、公演当日のスケジュール管理や実務、舞台の表と裏の全てに責任を負います。舞台に関する幅広い知識を有する人になりますので、公演を成功させるために、お金を払ってでも雇いたいスタッフです。
役者(俳優、女優、演者、キャスト)
舞台に上がり、お客様の前で役を演じる人。外部から呼んできた役者は、「客演」または「ゲスト」と呼びます。
舞台美術
舞台上のセットをデザインする人。多くの場合は製作も行います。作り物が多くなりますので、準備にはそれ相応の時間を要します。
音響スタッフ
舞台で流れる音楽や効果音を製作・選定し、本番ではタイミングに合わせて音を出します。また、舞台の設営では、スピーカーの設置や配線なども行います。
照明スタッフ
照明機材の設置から、どういったタイミングで明かりを当てるかのプランニング、本番での操作を行います。
衣装
舞台上で役者が着る服の購入や製作を行う人になります。当日は、衣装の管理やメンテナンス(修理やアイロンがけ)なども行います。
宣伝美術
チラシやホームページなど、公演の広告物のデザインを行います。また、チラシであれば印刷手配、ホームページであれば公開までの手配なども行います。その他にもチケットや当日パンフレット、チケットなどの印刷物の製作を行う場合もあります。
写真撮影(カメラマン)
宣伝用や公演時の写真撮影を行います。宣伝用と公演時のカメラマンが異なる場合は、チラシなどでは「チラシ撮影」「宣伝撮影」「当日撮影」「舞台写真」などのように、分けて表記します。
その他
作品によってはダンスを構成し指導する「振り付け」、殺陣を指導する「殺陣師」などがいる場合があります。
上記が公演を行うのに必要な人員になります。旗揚げ間もない劇団が、小さな劇場で公演を行う場合、全てのスタッフを必ず揃えないといけない訳ではありません。冒頭でも書きましたが、劇団員で掛け持ちをする場合も多々あります。
しかし、音響や照明、当日制作は役者は掛け持ちが出来ません。役者が舞台上にいるタイミングで同時に仕事をしなければならないからです。ですので、音響、照明、当日制作のスタッフは、劇団員にいない場合は、ギャランティーが発生しますが募集をかける必要があります。