お金のこと②〜お金の集め方〜
- 2018.10.08
- 劇団を作る準備をしよう!
劇団を作って公演を行うためには、お金が必要になります。
今回は公演にかかるお金をどのように工面するかについてまとめていきます。
なお、どのようなお金がかかるかについては「お金のこと①〜公演にかかる費用〜」を参照してください。
公演のチケット代
劇団の収入の主となるのものは公演のチケット売上です。小さなの劇団の場合「客席数×上演回数×チケット代」が公演にかかる費用の予算になります(そこを目指します)ので、チケット料金の設定は非常に重要です。チケットの種類や料金の決め方については別記事で書きます。
ただしチケット売上は、お客様が劇場の受付で支払うなど事前の徴収が難しくなります。つまり、公演が始まるまで(もしくは終わるまで)、劇団にはお金が無い状態になります。しかし、公演の準備期間中にも多くの支払いは発生します。
そこで、多くの劇団では「チケットノルマ」で劇団員や出演者から徴収する方法をとります。これは、例えば一人20枚のノルマを設定し、チケット代×ノルマ枚数の金額を事前に買い取ってもらう方法です。しかし、演劇をやっている人、特に役者を目指している若い人は概ねお金がありませんので、先払いは難しいと思います。この場合、事前にチケットだけを渡しておいて、売れた分のお金を回収します。また売りやすくするために前売券として、当日券より少し安い金額で売ってもらうという方法もあります。
尚、旗揚げ間もない時期は出演者にギャランティーを支払うことは難しいと思いますので、ノルマを超えた分の数割かはキャッシュバック(チケットバックとも言います)するといいと思います。
劇団費・稽古代
劇団員が複数人いる場合、毎月一定額を回収する方法を取る場合も多く見られます。これを劇団費、または稽古代といいます。劇団を運営していくための費用で、この中から稽古場代や公演に向けての費用を貯めていきます。
基本的には劇団員から徴収しますので、事前に内訳を話し合い、金額設定をするようにしてください。
公演費として徴収
公演費用が必ずしも「客席数×上演回数×チケット代」できっちりまかなえるとは限りません。予算がオーバーする場合もありますし、チケットが予想以上に売れない場合もあります。つまり赤字です。
そこで、場合によっては不足分を「公演費」という形で劇団員で割り勘する方法もあります。しかしこれをやる場合には、負担が大きくなる場合がありますので、予算をしっかり決めた上で、なるべく早いタイミングで劇団員全員で相談し、どれくらいの費用を負担しないといけないかを決めておく必要があります。また、永遠にこの方法をとると劇団運営が長続きしませんので、最終手段のつもりで考えてください。劇団費も同様ですが、基本的にはチケット売上で賄えるようにしてください。
助成金
助成金とは、国や企業団体などが文化事業に対して一部費用を負担してくれるものです。あらかじめ、定められた方法で申請を行い、申請が通るとかかる費用に対して一部費用を払ってくれます。
ただし、申請にはある程度の知識や経験、劇団の実績が必要になり、公演後の振込になる場合がほとんどですので、旗揚げ公演公演ではハードルが高いですが、後々の参考として、覚えておいてください。
協賛金
協賛金とは、企業などにスポンサーになっていただいて、お金をだしていただくものです。よくテレビ等でみかけるアレになりますが、小さな劇団ではハードルは高いといえます。
しかし、例えば劇場や稽古場近辺のお店や、劇団員の勤め先やアルバイト先、公演を行うにあたって関わりのある会社(例えば、チラシの印刷屋さんなど)といった小規模の店舗や企業であれば、チラシやパンフレットに広告を掲載するなどの提案で、多少の金額を出してくれる場合もあります。正直ダメもとだとは思いますが、挑戦してみる価値はあるかと思います。
最後に
旗揚げ公演にかかるお金については、チケットの売上が発生するまで無い状態になりますので、可能な限り、主催者側で準備しておいた方がいいと思います。そして、旗揚げ公演の売上を元手に次回公演を行う方が、安心して公演に取り組めます。
また、最初は赤字になる場合が多いと思いますが、いつまでも赤字のままではいけませんので、しっかり予算を組み、集客をして、劇団経営の黒字化を目指していきましょう。