稽古場を借りる
- 2018.10.08
- 劇団を作る準備をしよう!
役者のトレーニングや会議、公演に向けての稽古を行うためには、稽古場を借りる必要があります。会議のみの場合であれば、劇団員の家や居酒屋などで行う場合もありますが、大きな声を出して稽古をする場合には、それが可能な場所を確保しなければいけません。
稽古場として借りられる施設
演劇の稽古が可能な主な施設は以下のとおりになります。ただし演劇の稽古では大きな声を出すことから、「演劇の練習は禁止」といった場合もありますので、事前の確認が必要となります。
公共施設の貸しスペース
国や都道府県、市や区などが運営している施設で、公民館やコミュニティーセンターという名称のものになります。また公共のスポーツセンターなどでも、貸し出している場合があります。
費用は場所によって異なりますが、無料の施設もあれば、4時間程度で数百円〜と、比較的安価で借りることができます。だいたい、午前中・昼から夕方、夕方から夜の三部入れ替え制になっている場所が多い印象です。また、これも場所によりますが、ひと月に借りられる上限が決まっていたり、その市や区などに在住の人(代表者)が借りないといけなかったりと、条件が様々ありますので、事前の確認が必須です。
まずは都道府県や市や区のホームページにアクセスして、そういった施設がないかを調べてみましょう。
劇場に併設されている稽古スペース
劇場によっては、稽古場を併設している場合があります。特に大きな劇場で、国や都道府県、市や区が運営している劇場などでは、大ホールや小ホールとは別に、稽古場スペースを貸し出している場合があります。その劇場で公演を行わなくても借りられる場合もありますので、一度調べてみるといいと思います。
費用については、公共のレンタルスペースよりも防音装置などがしっかりしているため割高になります。
一般のレンタルスペース・貸しスタジオ
一般の企業などが運営しているレンタルスペース・貸しスタジオで、ダンスのレッスンなどで利用されることが多いのですが、演劇の稽古でも貸し出しています。
費用は1時間数千円〜といった料金設定が多く割高になりますが、ダンスレッスンに利用されることから鏡貼りのスペースが多く、24時間貸し出しを行っているところもありますので、時間の融通も利きやすく制約も少ない、借りやすい施設といえます。
劇場
実は劇場自体も稽古場として貸し出しているとこがあります。もちろん公演がやっていない期間のみにはなります。
費用は劇場によって異なりますが、決して安くはありません。しかし、劇場の雰囲気の中で、声の大きさなどを確認しながら稽古ができますので、有意義な稽古ができる可能性があります。
その他
稽古場を借りずに、公園や河川敷などの野外で練習を行う方法もあります。近隣の方に迷惑をかけないことが大前提にはなりますが、大きな公園などで周りに住宅がない場所であれば、結構な割合で演劇の稽古やストリートダンスの練習をしている方を見かけます。
野外稽古のメリットは費用がかからないことと、時間の制約がないことです。デメリットは、夜は脚本が読みにくいこと、夏場は蚊に刺されること、いい場所は早い者勝ち、あとは不特定多数の人に見られるので恥ずかしいことです。これらに耐えられるようであれば、候補の一つに入れておいてください。
稽古場の決め方
稽古場を決めるにあたって重要なのは、費用とエリアです。
費用は施設が決まらないと算出ができませんので、まずはエリアを決めます。
稽古場のエリアの決め方は、まず、上記の施設の中で、「公共施設の貸しスペース」を優先させたいと思いますので、劇団員が住んでいる(住民票がある)地域の情報を集めます。情報が集まったら、その中から劇団員が通いやすいエリアを検討します。これは、公演準備期間になると、毎日とは言わなくても、かなりの頻度で稽古場に通うことになるからです。稽古場に通うと時間と交通費が取られてしまいますので、これらの負担が少しでも少なくなるような場所を選んでいきます。
尚、一箇所で決める必要はありません。むしろ複数の候補場所を決めておきましょう。公演が近づき稽古回数が増えてくると、稽古場が足りなくなってくるからです。ですので、エリアが絞れないようであれば、優先順位のみ決めておく、というのも一つだと思います。
最後に
演劇の公演を行うにあたって、稽古場の確保は最優先課題です。稽古ができないと本番を迎えることはできません。またどうしても費用はかかってきますが、公共施設などを上手に活用することで、節約は可能です。まずは、お住まいの地域の情報収集から始めてみてください。