公演までのスケジュールを立てる

ここからは、いよいよ公演に向けた準備を行っていきます。
今回は、公演までのスケジュールを説明していきたいと思います。

劇団のスタイルによって、準備期間が異なります。
例えば、会社務めのメンバーが多い場合は、稽古に集まれる時間が限られるので、少し長い準備期間が必要になります。逆に、全員がフリーターなどで時間の融通が効くメンバーで構成されている場合、多少短い準備期間でも大丈夫かもしれません。また、これまでの経験の有無によっても、準備期間は異なってきます。

以下は、初心者のメンバーが多い場合はだいたいこんなもんだろう、という目安の準備期間になります。

  • 劇団準備期間:3〜6ヶ月(「劇団を作る準備をしよう!」参考)
  • 公演の準備:1〜2ヶ月(劇場の選定や上演台本の作成、チラシの作成など)
  • 稽古期間:3ヶ月

上記のとおり、「劇団を作るぞ!」と決めてから、早くて半年、余裕をもって1年ぐらいはかかると考えていただければと思います。

以下は、公演の準備でやらなければいけないことを簡単ではありますが、説明していきます。劇団の準備期間はこちらを参考にしてください。


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公演予算を立てる

別記事「お金のこと①〜公演にかかる費用〜」に簡単に書きましたが、まず、公演にかかるお金、つまり予算を立てます。
細かな予算の立て方は、別記事で書きますが、まず、公演にいくらかかるのかの支出を計算します。支出の合計金額からチケット代金を割ると、動員目標が出ます。動員目標を公演回数で割ると、劇場のキャパシティー(客席数)が出ます。
既に劇場の候補が出ている場合は、その劇場のキャパシティーから、公演回数を決めていっても構いません。逆に公演回数が決まっている場合(例えば、仕事の都合で土日のみの公演、最大4回など)は、その回数で動員目標を達成できるキャパシティーのある劇場を選ばなければなりません。

いつ公演をするか決める

公演日を決めないと、公演までのスケジュールは立てられませんが、上記の準備期間の目安を参考に何月に行うかくらいは、決めることができると思います。まずはだいたいの希望で構いません。なぜなら、劇場の空き状況によって希望通りにいかない可能性があるからです。つまり、おおよその公演希望時期、公演可能時期を決めた上で、劇場にスケジュールを確認していきます。

劇場を探す、借りる

劇場にかけられる予算が決まり、公演時期も決まったら、劇場に連絡を入れます。詳しくは別記事に書いていきます。

上演作品を決める

これは場合によっては、一番最初に決めた方がいいかもしれません。どのような作品を上演するかによって、予算も変わってきますし、劇場選びも変わってくる可能性があります。また、オリジナル台本か既成台本かによって、制作期間が異なりますし、既成台本の場合は、作者に上演許可をいただかないといけません。可能な限り、早めに上演する作品は決めておきたいところです。
詳しくは別記事に書いていきます。

役者・スタッフを決める

上演台本が決まると、配役を決めていきます。また、劇団員で不足している場合は、外部から役者を探してこないといけません。これを「客演」と呼びます。同じく、スタッフについても、劇団員で不足している場合は、外部から連れてこないといけません。
詳しくは別記事に書いていきます。

宣伝の準備をする

こちらも別記事に書いていきますが、公演を行うにあたって、宣伝は必須です。宣伝方法はチラシやWeb、SNSやフリーペーパーなど様々あります。何にどのうように、いつから宣伝を開始するか、また、誰が作成するかなどを決めていきます。

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稽古期間

公演準備で一番時間が割かれるのは「稽古」です。演出家の演出を付けるスピードや役者のレベル、週に何回、何時間集まれるかで必要な時間は変わってきますが、目安としては、週2〜3回、1回4時間程度の場合、3カ月くらいはかかると思ってください。ただし心配だからと、あまり稽古の期間が長くなると役者が作品に飽きてしまいます。稽古が足りない場合は、後半に増やしていくといいと思います。
稽古日数がたくさん取れる場合は、2カ月くらいに設定しても構いませんが、旗揚げ間もない劇団では、劇団員は役者以外にも様々な仕事を兼任することが多くなり、稽古時間内外問わず時間を割かれてしまいます。また、生活費を稼ぐための仕事の時間も必要になりますので、くれぐれも無理はさせないようにしましょう。

最後に

上記が稽古期間が始まるまでに、準備をしておいたほうがいいものになります。場合によっては稽古と同時進行になります。また、準備の期間は、準備にあたられる人数や、役者・スタッフの不足の有無によっても異なってきます。最初は特に、無理のないスケジュールを組むようにしましょう。